恵心尼の如是我聞

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□ 恵心への道~第二章 □

Aさんのケース

 名古屋のAさんも、その一人である。

 一人息子さんが、重い障害を幾つも持って生まれてこられ、良いといわれる病院は皆行かれたが、一向に病状は良くならず、最終的に師の元に来られた。

 初めてお会いした時はまだ1歳位で、病名は「マルデンウォーカー症候群」。

 足は内反足で歩けず、眼は見えず、心臓も悪く、血液疾患もあり、あまりにも気の毒というか、不変な障害を抱えたお子さんだった。

 ともかくお光をさせて頂いたし、何度も電話も掛けてこられた。

 眼は見えなくても、声で判断することはできた。

 朗らかで明るい息子さんで、ご両親もこの子の為に必死で育ててこられた。

 二人の愛の中で本当に素直に育っていかれた。

 やがて、心臓も手術され、少しずつだが元気になっていかれた。

 そんなある日、師の個人指導に来られた後、師から私に電話がかかってきた。


     「あの子はもう役目(両親の修行)が終わったから近々、引き取られるよ。」


と言われた。

 その後、何ヶ月後だったろうか。

 Aさんが電話で身体中の血液を入れ替えなければならなくなったと言われ、成功率もかなり低いという。

 その時私は、師の言われた事を思い出し、やはり引き取られるのかと思った。

 先ず、師に電話してお願いするように勧めた。

 そして、その入替の時、師と時間を合わせて私も家から光を送らせて頂き、祈らせて頂いた。

 その結果、手術は成功した。

 そして、祈りが通じたのか、引き取られることもなくなった。

 また、内反足も、何度かの手術で歩けるようになられた。

 この息子さんを父親が海へ連れて行き、眼の見えない我が子に手を海につけさせて、


    「海やで。これが海やで。」


と言われたとお聞きして、涙が止まらなかった。

 又、大阪の実家へ息子さんを連れて奥さんが帰って来られると、私を呼んで下さりお光をさせて頂いた。

 奥さんのお母さん、即ちこの子のおばあちゃんが、街で眼の見えない人を見かけると孫の事と重なり、つい声を掛け手を引き、「何かお手伝いすることはあります?」かと尋ねるという。

 その人が無事に行かれるよう見送り、そして、神仏に、


     ”もし、このことが功徳となるなら、どうか孫が大きくなって一人で街に出て行った時、誰かがあの子の
     手を引いてくれますように。”


と祈ると言われた。

 又、奥さんの妹さんの隣の方が、出産され障害児だった為、かなり落ち込んで泣いておられたので姉さんに連絡された。

 Aさんが、


     「自分の息子もそうで、初めは絶望し死ぬほど苦しんだが、今はこの子で良かったと、心から感謝し

     幸せだ。」


と、色々体験談を話した所、その隣人の方も、がんばって子供を育てていく気になったそうだ。

 この一人の障害を持って出てきた息子さんに、多くの人が平凡の有難さや、健康なことがどれ程有難いか、眼が見えて当たり前ではないという事や、この子を囲んで、夫婦も、祖父母も、姉妹も皆助け合い、励まし合い、共に生きて愛を憶え、人にも優しくなり、人の痛みも理解出来る心の器を大きくすることを学ばれて、素晴らしいなと思った。

 世の人は皆、自らに与えられた運命の中で、どれだけのものを学んでいくかは、その人の心に、神仏は任せておられるのだということすら、知らずに、生きておられるのだと思うと、法の大切さが、つくづく思われてならない。




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Date:2009/08/31
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