恵心尼の如是我聞

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□ 恵心への道~第一章 □

5月24日

 その頃の私は、これまで思ったことも考えたこともない、神仏の御心であるこの宇宙の中に満ちた「法」を知りたくて渇望していた。

 時間的に余裕ができた私はまず、行きたかった師の主催される反省会に急遽、一泊だけ途中から参加させて頂いた。

 私の母親は3才前に亡くなっているので、父親の反省からさせて頂いた。


 父は母が亡くなった後再婚した。

 義母は子を産んだことがなく、又、同居していた祖父母ともソリが合わず、家の中はいつも嫁姑の冷たい空気があり、とても和やかな家庭環境とは言い難い雰囲気であった。

 私はいつも幼いながら思った。


             “何故父親は再婚したのか・・・”


 ついに私は父に「何であんな人と結婚したん?」と小学校5,6年の時に言ってしまった。

 父は何も言わず、寂しげに笑っていた。

 その顔を反省の時思い出し、何と父親にすまない事を言ったのか。

 父が幼い私に母親が必要であると私の事を思って再婚してくれたのではないだろうか。

 私だけが辛い思いをしていたのではく、父も両親と再婚した嫁の間に立って辛い思いをしていたのに。

 娘の私からも非難されて幼い私に何も言い訳せず、笑うしかなかったのではないかと気付き、心から父親に謝った。


 その時、ふと後ろに誰かの気配を感じたので振り向いたが、誰もいない・・・。

 気のせいかと思っていると、又、後ろに人の気配がして振り向いても、誰もいない・・・。

 おかしいなぁ、と思っていると、又誰かの気配がして3度目に振り向いた時、そこに立っていたのは肉持つ人ではなく、霊としての父親であった。

 父親を感じた時、涙が一度に噴き出した。

 死んだから全てが「無」ではなく、死者は皆、あの世からこの世の縁者の全てを見ていて、心の隅まで見通し、応援し、心配し見護ってくれているのだと痛感した。
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Date:2009/05/24
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